こんにちは。
明日は「教会の誕生日」とも言われる〈ペンテコステ・聖霊降臨日〉ですね。
皆さんの教会では、どんな風にペンテコステの朝をお迎えになるのでしょう。
旭東教会では、先程(6/3(土)昼前)礼拝堂の飾り付けもおわり、準備万端に近いかなと思います。
どうぞ、聖霊降臨・ペンテコステの出来事を視覚的に感じることができる旭東教会の礼拝にお出掛け下さいませ。
後日、たくさんの写真をアップロードいたします。お楽しみください。
いつものように「Blog・教会日記」の書き手は牧師のもりでございます。
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さてさて、私たち旭東教会がまたまた〈きれい〉になりました、というご案内を本日はしようと思います。
上の写真。教会の集会室にある、お台所の床工事の様子です。
集会室がある建物は1996年に献堂された増築部分なのですが、20年と少しが経過し、この度、床のはり替え工事をいたしました。
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先週、土足解禁になります、という話題をお届けしましたが、それとまったく無関係というわけではありません。
わたくしが上越市の教会に仕えておりました頃、工務店の工藤さんから教えて頂いたことを思い出しました。確かこうおっしゃいました。
「森さん、10年経てば、どんな建物でも傷み始めます。その後はメンテナンスをどう続けて行くかが課題です」と。
わたしの旭東教会着任の少し前、大規模なリフレッシュ工事が行われた際、どうしても手が回らなかったのがお台所だったそうです。
だいぶ汚れが目立っていた台所の床が土足解禁となって汚れたのか、前からの汚れなのかがわからない状態のままではいけません。
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お台所に立つことの多いのは、やっぱりハンナの会(女性の会)の方たちの女性陣。皆さんの気持ちも上向きになれば嬉しいことです。
食べることに活発な教会は、交わりが濃厚というのがこれまでのいろいろな教会を見て来て感じることです。
そしてまた、教会が生きているなぁという感を抱くことが多いものです。
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ルカによる福音書8章の冒頭に、【婦人たち、奉仕する】という小見出しがあって、ルカだけに記されている美しい描写として、女性たちがイエスさまや弟子たちを側面から支える働きをしている様子が描かれています。
旭東教会でも、お台所に立つ方々の気持ちに少しでも寄り添いたいものです。
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ところで、今回の台所の床のはり替え工事の職人さんの仕事ぶりを見ていて思い出したことがあります。
それは、イエス・キリストというお方が、大工であったヨセフの息子として30歳くらいまでは働いていたであろう、ということです。
イエスさまの頃の大工仕事。
一説には〈石切〉だったとも言うのですが、実際はどうだったのでしょう。
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マルコ福音書6章3節が一番詳しい描写ですがこうあります。
【この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。】
ジョン・エヴァレット・ミレー(1829年~1896年)の描いた『大工の仕事場』(*下にとある本を撮影した絵を置きました)という絵には、幼い頃のイエスさまが父親のヨセフの仕事場に姿を現している様子が見られたりします。
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おそらくイエスさまは、職人肌、という部分もお持ちだったのではないだろうか。わたくし、そんなことまで想像します。
なにより、現場仕事での仲間たちとの労働を好まれたのではないでしょうか。もちろん、大工仕事の大変さも豊かさも知り尽くしておられたはずです。
そして、このことが肝心なのですが、それゆえにこそ、2000年前の市井(しせい)の人々との出会いにおいて、友なき者の友となられること。
そして、罪人たちと車座になって楽しく食べたり飲んだりすることが、ごく当たり前のことだったというわけです。
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この度の工事にいらした、内装専門の職人さんがイエスさまに見えたとは申しません。
けれども、イエスというお方は、旭東教会の礼拝堂だけで出会える方ではない。むしろ、台所に立つ一人ひとりのつぶやき、或いは、台所の祈り(そういう本が実際あります)にこそ、寄り添おうとして下さる。
そう考えるときに、この度の台所の床のはり替え工事は、イエスさまも心から喜んで下さると確信いたします。
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6月25日(日)には大掃除を行う前に、カレーを食べる会を計画していますし、7月23日(日)には、ミニサマーフェスティバルという、いわゆる〈夏祭り〉を計画しております。
きっとお台所に立つ方々の声も、少し弾むのではないか。そんなことを思う、聖霊降臨前日の午後であります。
どうぞ、旭東教会に皆さまお出掛け下さい。お台所でも楽しくご一緒いたしましょう。end