教会の中でいちばーんきよい空気を感じるのはどんな時でしょう。
主日礼拝ですか? 聖餐式?
わたしは(牧師のもりでございます)、ひと気のない礼拝堂で過ごす時かな、と思ったりします。ま、他にもいろいろありますが。
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先頃、ある牧師仲間の送別会が行われたときに、贈る言葉をそれぞれに即興で語りました。
わたしは「時々さし上げた〈だし昆布〉がご一家で好きなようだから、新任地では、出し尽くすようにね」と言いつつ、「いのち懸けないで、家族と自分も守ってね」と付け加えました。
その後、他の牧師が、「ひとり礼拝堂で祈る時間は掛け替えのないもの。大切にするといいですよ」と語られました。
共感する言葉です。本当にそうだから。
そして、礼拝堂の独り占め?が一番しやすいのが牧師の立場かも知れません。
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さて、今回のブログ。
書き出しの切っ掛けは、毎週9時からのジュニアサークルの礼拝です。
実は、明日、2017年3月26日(日)で9時からのジュニアサークル礼拝で一旦ひと区切り付けて休会。
翌週の4月2日(日)からは、10時15分からの主日礼拝に組み込まれることになりました。
上の写真、先週、3月19日(日)9時からの礼拝の様子です。
子どもたちは居ませんが、昔子どもたちだったみんなが、とーっても豊かな気持ちになる時間でした。
先週だけではありません。子どもが居ても嬉しいし、居なくても、寂しくてやり切れないなんて気分になった方は、一人もおられないと思います。
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ジュニアサークル礼拝の時間、10人、20人ともしも人が居たら、だいぶ空気感は違うと思います。
でも、人数の少ない人たちで早朝に捧げる礼拝の清涼感、清々しさ、きよさ、透明感。
本当に得がたい宝だった、と終幕にあたって思います。心から感謝だったなぁ、と。
説教担当のリーダーたちもそれぞれの賜物を活かしてお話を準備しました。教材を工夫したり、絵を描いたり、写真を持って来たり、紙芝居を部分的に使ったり。
その精一杯が溢れていて、誠実でやさしさに満ちていたから、神さまは喜んで聖霊を注いでくださる。穏やかな喜びに満ちて、毎週が楽しみでした。
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さてさて、詳細は語ることはできませんが、いろいろと悩み、考え、時に、うーんと呻吟しましたが、9時からの礼拝は、新たな導きが示されるまではお休みすることになります。
とは言え、ジュニアサークルが終わるのでは決してありません。
子どもたちと共に10時15分からの礼拝を、今の旭東教会らしい形で捧げていきます。これまでもいろいろと工夫してきましたから、全く新しいことが始まるのでもありません。
だから安心です。
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もちろん、分級やリーダーたちの祈祷会の持ち方も考えなければいけません。礼拝献金の仕方も宿題だと気付いています。
リーダーたちの貴い奉仕から生まれていたメッセージはどうしましょう。
そんなことも課題です。宝を埋もれさせてしまうと神さまは悲しまれるでしょう。
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しかし、宿題や課題があるからと言って、重苦しい気分はありません。
これからは、より一層、教会のみんなで一緒に育っていく、成長していく、深まっていく道を歩み始めます。
変化に弱いわたしたちですが、み言葉と聖霊によって日々新たにされていきたい。心からそう願っています。
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ところで、3月19日(日)の旭東教会の礼拝出席者の平均年齢。ぐーんとさがりました。
何しろ、4月から一年生の女の子も、小学生のお姉ちゃんも。そして、中学生の男の子たち二人、さらには、4月から大学に進むお兄ちゃんとお姉ちゃん各1名が出席。
みなさん、お母さんやおばあちゃんと一緒でした。すごいです。
でも、彼らは飽きることなく、疲れることなく、礼拝の空間と時間をご一緒してくれました。
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そうです、そうなんです。
9時からのジュニアサークル礼拝には集えなくても、どんな形であれ、彼らは教会に来てくれたのです。
瞬間風速かも知れないけれど、万歳です。ほんとに嬉しい。
もしも、彼らが9時にやって来て、9時50分に帰っていったらどうでしょう。
多くの教会員の方たちは、その姿も気配も知らないままです。子どもたちや青年たちも、10時前に教会を離れてしまうと、真摯な思いで礼拝を捧げるおとなの姿を見られません。
何ともったいないこと。
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無理や無茶はいけないよ。
そんなことを人に語り、わたし自身も自分に言いきかせることがあります。
でも、たぶん、旭東教会の今は無理も無茶もない。
ジワーッとですが、2016年度は教会のわざとして、子どもたちと楽しく過ごせる工夫を凝らした〈まきば礼拝〉や〈まきばカフェ〉を続けて来ました。
その他、この『Blog・教会日記』でも行われる度にご紹介した「インタビュー礼拝」も素晴らしいものでした。だから、よい準備をして、インタビュー礼拝も位置替え出来ればと計画し始めています。
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2016年度の礼拝も明日で終了です。
わたしも着任して2年が過ぎようとしています。ブログも108号ですから、よく頑張ったかな、と思います。
深い感謝をもって2016年度を送り、4月からの2017年度を歩み始めます。
きよく、清々しく、聖霊に満ち溢れる礼拝は、人が多くても少なくてもあるはずです。
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やわらかな心で新しい歌を主に向かって歌い、まことの礼拝を捧げる旭東教会の旅路。
これからも楽しみで希望をもっています。
ぜひ、皆さんも、わたしたち旭東教会に安心しておでかけ下さい。
ご一緒に人生を、信仰の旅路を深めてまいりましょう。end