1月もはや6日。〈エピファニー・公現日〉を迎えました。
遅くなりましたが、旭東教会のホームページ、そして、このBlog・教会日記にお立ち寄り下さる皆さま。
2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
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元旦(1月1日)が日曜日と重なり、里帰り組みの礼拝出席があったりして旭東教会のお正月は和やかでした。
平和のあいさつも交わしました。その笑顔のひとつが、上の写真です。
手を差し出して、握手をして「○○さん、あなたに平和がありますように」「○○さんの上にも平和がありますように」
そんな感じで、ご夫婦も含めて、前後左右に限らず、礼拝がおわってから、一同であいさつを交わした次第です。
礼拝の中のどのタイミングで平和のあいさつをするか。これは、様々な仕方があります。旭東教会では説教の前にする場合もありますが、この日は、皆さんが散って行く場面で行いました。
場合によっては「hug・抱擁」の方がよいことにも、とあることから気付きました。よかったです。遠慮なく、平和のあいさつで「hug・抱擁」を交わして頂ければいいなぁと思います。
それが自然に交わせる教会って、いいなぁと思いますもの。
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2017年は、よりいっそう、主イエス・キリストからのミッション・伝道にもみんなで力を注ぎたいものです。
だって、今日は「エピファニー・公現日」ですもの。
あらためて「エピファニー・公現日」の言葉の意味を確認してみましたら、日本語の辞典では、『大辞林』が次のように解説していました。なかなかしっかり記しています。
【キリスト教の祝日。異邦人である東方の三博士によって幼子イエスが見いだされた(公に現れた)ことを記念し、救いがユダヤ人の外に広がったことを祝う。一般的にはクリスマス(12月25日)から数えて12日目の1月6日があてられるが、1月2日以後の最初の日曜日とする宗派もある。主顕日。顕現日。】
なるほど、わかりやすいです。
特に忘れがちなのは、「救いがユダヤ人の外に広がったことを祝う」というくだりかも知れませんが、ちょっと足りないこともあるかも知れません。
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そこで、わたしが神学校で礼拝学をはじめとして、ほんとうに多くのことを学ばせて頂いた、故・今橋朗先生のご本を開いてみました。
押さえの学びをご一緒にしておきましょう。
個人的には名著だと確信する、『礼拝を豊かに 対話と参与』(日本キリスト教団出版局・もともとは『信徒の友』に連載)の中でこう記されています。
【・・・そしてクリスマスは1月6日の「公現日」(エピファニー)まで続きます。この日は、主の降誕を知った東方の学者たちがやっとベツレヘムに到着し、み子を礼拝した記事、すなわち主イエスが異邦人にも公に現されて(エピファイノー)世界の救い主であることを示された日、すなわち、世界宣教開始の日です。・・・・・・そこで、クリスマス・ツリーは公現日(または顕現祭)まで飾ります。】
ということです。
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更に、今橋朗先生。こう記して居られます。
【この意義をさらに展開させているのが、イエスの受洗の記事です。そこで古来、公現日の次の主日の聖書日課は、主の受洗を提示していますし、教団の日課でもそうなっています。主の公の生涯の開始です。】
そういうわけで、わたしたち旭東教会の次週・1月8日(日)の礼拝の予告は次のようになっております。毎週、トップページでもご案内しています。礼拝案内看板の毛筆による書の写真と共に(「今週の3枚!」の一番上はこの写真です)。
○1月8日(日)午前10時15分 降誕節第3主日
説教 : 『 これがわたしの愛する子 』 森 言一郎 牧師
聖書 : マタイによる福音書 3:13~17
賛美 「馬槽の中に」(21-280)
「罪なき神の子」(21-277)
「ガリラヤの風」(21-494)
聖書朗読箇所は日本キリスト教団の聖書日課からで、今橋先生が仰っている通り、イエスさまの受洗の場面からメッセージを語らせて頂きます。
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教会の暦を座標軸にして聖書を読む。
この読み方に、今橋朗先生が牧会されていた横浜・蒔田教会の礼拝に神学生として出席して初めて触れたとき、実はわたし、オーバーではなく、衝撃を受けたものです。
礼拝後、今橋先生に興奮気味に、そのことをお伝えした記憶があります。1990年か1991年の歳晩礼拝でのことでした。
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次週に限らずですが、わたしは、日曜日が楽しみです。
神と人が出会い、更に、人と人も出会える。何かの出来事が起こります。あるいは、出来事を生み出して行く力が与えられるのが日曜日の教会であり、礼拝です。
まだ、旭東教会の礼拝にお出でになったことのない方も、この㌻をご覧になっているかも知れません。或いは、久しぶりの方も。
来会を一同こころよりお待ちしています。ご一緒に歌い、祈り、み言葉の力に与りましょう。2017年の皆さまの歩み、祝福が豊かでありますように、主イエス・キリストのみ名によってお祈りいたします。end