2018年3月16日(金)145号 『 世界一の紙芝居 ここにあります 』

『幸福な王子』もいよいよクライマックス 作者の布下満兄 がさっと絵を入れ替えるところです
『幸福な王子』もいよいよクライマックス 作者の布下満兄 がさっと絵を入れ替えるところです

こんにちは。お久しぶりです。ぼくしのもりでございます。

 

今週の3枚!の写真を既にご覧になった方も多いかも知れません。

 

3月11日の日曜日、月に2度ほど礼拝応援に出掛けております十文字平和教会より、画家の布下満さんをお招きし、オスカー・ワイルド作の『幸福な王子』の創作紙芝居を上演して頂きました。

 

その時の様子をご紹介します。

 

昨年のちょうど今頃が第一回目で『フランダースの犬』を上演して頂きました。今回は二回目。昨年は集会室でしたが今年は礼拝堂で行いました。

 

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布下満さんは今年80歳とは思えない程のいきいきとしたお元気さで紙芝居を持ってきて下さいました。

何が創作なのか、と言いますと、絵は全てオリジナルなのです。

 

場面場面に合わせて、原作に合わせて物語をご自身で構成され、様々な音楽をまるで映画のBGMのように録音され、それと合わせてご自身の朗読も重ねて録音されています。

 

正確にお聴きしたのではありませんが、多分、布下さんが30歳代前半の頃の作品だろうと思います。

 

もう45年~50年前のものです。

 

でも、少しも古さはありません。

 

あまりに美しくて、礼拝堂で観せて頂いた方たち、本当に普段とは全く違う表情で紙芝居に魅入りました。

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賛美歌も含まれた音楽の選び方も見事ですし、おそらく、原作にはない聖書の朗読箇所もあります。

 

貧しい人は幸いである・・・というようなみ言葉が最後の方に読まれました。

 

それがまた、素晴らしい!

 

画家として熟練の域に達しておられる布下さん。昔の作品をご自身で見ることは、さまざまな感慨を抱かれるようです。

 

若さが端々に見えると思うと同時に、おそらく、いきいきとした筆遣いなど、今では出来ないなぁと感じられることも多いのだろうと思います。

 

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こどもたちに、紙芝居やるよ、遊びにおいで!

 

と案内して居りましたが、この日のこどもたちの出席はありませんでした。

 

でも、童心にかえった、昔のこどもたちがそこには居りました。

 

なんて幸せな日曜日の旭東教会だろうか。心底感じました。

 

いろいろと思う所はありますが、きょうはこの辺で。たくさんの写真はホームページトップの今週の3枚!でどうぞ。しばらく残しておきますので。キャプション・説明もそこに書き込んでおります。end