2016年6月3日(金) № 67 『  インタビュー礼拝 くすしきみ恵みに感謝! 』

2016年5月29日の朝9時から、インタビュー礼拝にお迎えした明美さんの素敵な笑顔です。
2016年5月29日の朝9時から、インタビュー礼拝にお迎えした明美さんの素敵な笑顔です。

5月29日の日曜日の朝、ジュニアサークルの礼拝では、明美さんをお迎えしての、インタビュー礼拝の時をもちました。

 

9時に始まって9時半には終了を掲げているため、お祈りや賛美を除くと正味15分あるか無いか位の時間の中、少々時間をオーバーして行いました。

 

インタビュアーはわたくし(牧師のもりでございます)が担当。

 

神さまとの出会い、そして、わたしたち旭東教会への不思議な導き。何よりも、イエスさまによる救いの物語をお聞きしました。

 

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事前にお願いしていたのは以下のことでした。

 

【お好きな賛美歌や聖書の箇所】

【初めて教会にお出でになった頃のこと】

 

「証し」をお願いします、となると、原稿を書かなければ、ということになって、話し手の準備も少したいへん、という場合もあると思います。

 

でも、このインタビュー礼拝というのは、スーッと信仰の言葉に触れることができて、ほんとうに感謝でいっぱいの時間です。

 

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小さめの素敵なノートをもって礼拝堂前方の丸椅子に座って下さった明美さん。

 

最初は少々緊張美味でしたが、泰さんが撮影して下さったインタビュー時の写真を見ると満面の笑顔が広がっていて、その時の、明るい空気が伝わるかと思います。

 

キリスト教系の保育園に通い、どこかの教会が行っていたらしい「とある公民館?での教会学校」に行くことを楽しみにしていた幼小時代だったのこと。

 

さらに、授業そっちのけで、聖書の楽しいお話を続けてくれた小学校の先生のとの出会いはあったものの、教会そのものに足を踏み入れる切っ掛けは、ずーっと先だったと知りました。

 

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兵庫県から引っ越して来て以来、さまざまなことで辛いことが続いたと語られた明美さん。

 

ご実家は備前焼作家のご家庭ですし、ご本人も今では立派な備前焼の陶芸家です。

 

高校生の頃、地元の国鉄(今はJR)の駅で声を掛けてきた男性と連れられた娘さんが居られた、というのです。

なんとその方が、旭東教会の第14代牧師、脇本寿先生(在任 1959.8~1991.3)でした。ちなみに、脇本寿牧師は95歳の現在もお元気でいらっしゃいます。

 

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「どこかこのへんで、備前焼をしている所はありませんか?」と脇本牧師が声を掛けたお嬢さんが明美さんでした。

 

「あ、家(うち)で良かったら、備前焼しています」

 

明美さんのご実家に案内された脇本牧師とご一緒されていた娘さん。なにがしかのお買い物もされたようです。そして寿先生は、たいせつな記録を明美さんのお宅に残しておられたのです。

 

連絡先の住所に「旭東教会」と書かれていたのです。

 

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明美さん、その後、おつらいことが続いていた頃、「教会に行きたい、旭東教会しかない、あそこに行けば」と深くお心に決めておられたそうです。

 

素晴らしい!

 

旭東教会に行けば、あの時、備前焼を見に来て下さった牧師先生が居られる、と信じて教会にお出でになったというわけです。

 

ただし、明美さんが初めて旭東教会に来られたその時の牧師は、次の大賀幸一牧師(在任1991.4~2001.3)に変わっていたそうです。

 

早く教会の一員になりたかったと仰る明美さん。

 

春、初めて旭東教会の門をくぐってから、その年のクリスマスには洗礼を受けられたそうです。

 

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作陶する時は、いつも見守って下さり共に居て下さるイエスさまを信じて心を込めて取り組んでいるとお話された明美さん。

 

エフェソの信徒への手紙5章6節以下にあるみ言葉についても触れられました。

 

【5:6 むなしい言葉に惑わされてはなりません。これらの行いのゆえに、神の怒りは不従順な者たちに下るのです。7 だから、彼らの仲間に引き入れられないようにしなさい。8 あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。】

 

インタビュー礼拝の中で、ご自分で読んで下さいました。

 

洗礼を受ける前の、闇の中を歩き続けていると思う日々が続く、すごく苦しい時代の明美さんを支えてくれたみ言葉だったそうです。

 

「神の啓示ということばがありますが、本当に、そこだけが光ったように感じ、その通りに歩みたいなぁと思いました」と語られました。

 

神さまって素晴らしいなぁと心底感じます。

 

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他にも、ノートにびっしりみ言葉を書き記して来られた明美さん。以下のみ言葉も読んで下さいました。

 

【15:5 わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である】(ヨハネによる福音書より)

 

「そこを読んで、いつもイエスさまにつながっているんだ、と思うと、すごく心が落ち着きます」とお話しされました。

 

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さらに次のみ言葉を紹介されました。

 

【16 いつも喜んでいなさい。17 絶えず祈りなさい。18 どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです】(テサロニケの信徒への手紙一 より)

 

明美さん、このみ言葉についてはこう語られます。

 

「聖句書道で書いたものです。座右の銘ではないですが、つい不満を抱いたり、祈るのを忘れたり、感謝することを忘れてしまうことがあるので、毎日毎日を、このみ言葉を見ながら、すごく励まされながら過ごしています」と。

 

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そして、わたしが、他にもありますか、と促すとさらに明美さんを支えているみ言葉を紹介して下さいました。

 

【6:33 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。34 だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である】(マタイによる福音書)

 

こちらは、【思い悩むな】のひと言が強くお心にあるご様子です。

 

さらに、チラッとノートに書かれている文字が見えましたので促すと次のみ言葉を読んで下さいました。

 

【7 求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。】(マタイによる福音書より)

 

合わせて明美さんこう語られました。

 

「つらい時期に、殻にこもって、どうせダメだとか、自分の中でずっと思っていたことを打ち破る切っ掛けをくれたのがこのみ言葉です。〈求めていなかった、探していなかった〉自分に気付き、光を見た気がしました」

とのこと。

 

多くの方が励ましを受ける証しの言葉です。

 

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明美さんからは、お好きな賛美歌もたくさん教えて頂きました。

 

中でもお気に入りは、幼い頃に歌った『主われを愛す』だそうです。

 

他には、『くすしきみ恵み』『諸人こぞりて』『荒野の果てに』『心を高く上げよう』があるそうで、この中の一曲は、「わたしのお葬式でよろしくお願いします」とのリクエストを頂きました。

 

了解です(笑)

 

教会の〈秘密の記録簿〉に留めておきましょう。答えは、John Newton作曲の賛美歌です。

 

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この日、朝9時から始まったジュニアサークルのインタビュー礼拝ですが、早朝から、生まれて初めて教会の礼拝にお出で下さった方が居られ、礼拝後も、明美さんと親しくお話しながらお過ごしでした。

 

主日礼拝後のほっとタイムの時間、「『主われを愛す』の歌詞が、本当に慰められるものでした」とわたしにもお話下さり、これもまた、主のくすしき導き、と確信した次第です。

 

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神さま、明美さん、本当にありがとうございました!

 

おっと、この日のジュニアサークルの礼拝、子どもの出席はありませんでしたが、少しもめげることなく旭東教会は明るく前進。10名近い方々がこの時間をご一緒できました。

 

ぜひ、あなたも、旭東教会へお出で下さいね。end