2016年1月31日(日) №50 『 栄養満点! こころも体も温まる旭東教会の〈ひみつ〉  』

 

教会創立113周年記念日礼拝のこの日。

 

いつものように礼拝をささげ、午後の愛餐会、転入会された幹子姉の歓迎、教会セミナーと続きました。夕刻には訪問聖餐式も守られました。

 

途中、司会の泰さんが、「終わるのは3時を目標にします」と言われたときには、「長くなってみんな耐えきれないのでは」と心配した私でした(牧師のもりでごさいます)。

 

ところがであります。

 

後片づけが始まり、解散してから後の不思議な充実感と言ったらありません。すごいなぁ旭東教会!とあらためて思ったのです。

 

いったい、何がそんな力と喜びを生み出しているだろうか、と思い巡らさずにはおれません。そして不信仰を悔い改めなければなりません。

 

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朝10時過ぎに集まって来たみんな。

 

まずはもちろん礼拝です。この日は、明治36年・1903年1月31日に生まれた旭東教会の113回目の誕生を感謝する礼拝でした。

 

BEETLESの最後のヒット曲と言われる『The Long and Winding Road 』のタイトルのような教会の歩みだったというわけではありませんが、つながっている一人ひとりの人生が、旭東教会を通じて練り整えられて行ったことを想うと、感慨深いものがあります。

 

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この日の礼拝説教のはじめ。

 

子どもさんの姿が親子室に見えましたので、「お母さんと一緒に前の方に出ておいで」と案内しました。

 

マタイによる福音書の「この岩の上に教会を建てる」と言われたイエスさまのお言葉を最後に紹介。1分間メッセージをしました。

 

その時の様子が撮影されていました。その写真が今回のTOPにあるものです。

 

私が手にしている写真パネル。大正12年・1923年に献堂された礼拝堂でその時代を感じさせるお召し物ので記念に納まっている当時の関係者が写っている写真パネルです。

 

有り難いことにこういう写真が今も残っていて会堂内礼拝堂入り口の壁の上に掲げているのです。よくご覧頂けば分かりますが、今の礼拝堂はこの時の空間がたいせつに維持されています。

 

そんな旭東教会が私たちみんな大好きなのです。

 

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その後、礼拝で幹子さんの転入会式も執り行われました。他教派からの転入会でしたので、思いも新たに一同で日本基督教団信仰告白文を読みました。

 

礼拝では38年目の病を経て起こった救いの出来事がヨハネによる福音書5章より語られましたが、幹子さんにも10数年目の出来事が、この2年程の間に様々に起こり、新しい信仰の旅路を歩みだす祝いの時を迎えました。

 

幹子さんはストーリーテリングの世界でもご活躍中の方で、礼拝後の証しでは、ごくごく自然に、幹子ぶしが垣間見えて嬉しくなりました。感謝です。

 

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さらにこの日は、旭東教会が創立記念日礼拝の時に続けている、《永年信仰者祝福》の時を持ちました。

 

50年の雅代さんはご都合がつかず欠席でしたが、40年の直子さん、30年の洋子さん、信治さん(代理で奥さまの安佐子さん)、厚子さんが紹介され、祝福の祈りを合わせました。

 

ささやかですが、教会からはそれぞれの方のお名前を入れた素敵なボールペン(自画自賛(笑)・写真なしが惜しまれます)と共に、ボールペンにちなんだみ言葉をと思い、ハバクク書 2章2節~4節のみ言葉をカードに記して贈らせて頂きました。

 

主はわたしに答えて、言われた。

「幻を書き記せ。

走りながらでも読めるように 板の上にはっきりと記せ。

定められた時のために もうひとつの幻があるからだ。

それは終わりの時に向かって急ぐ。人を欺くことはない。た

とえ、遅くなっても、待っておれ。

それは必ず来る、遅れることはない。

・・・・・・神に従う人は信仰によって生きる。」

(ハバクク書 2章2節~4節)

 

愛餐会の時に、それぞれの方の喜びの言葉もお聴きしました。中には、「今年は、聖書通読を新たあらためて始めました」という方も居られ、一同大いに刺激を受け励まされた次第です。

 

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愛餐会は旭東教会では《伝統のかけ汁》という呼び方で長年親しまれている、栄養満点のお食事を頂き、一同、文句なしに幸せ感いっぱいでした。

 

この《伝統のかけ汁》、一般には「ふな飯」と岡山では呼ばれているものです。

 

岡山市内には、児島湖流域の興除(こうじょ)、藤田、妹尾(せのお)、灘崎地区。そして、倉敷市内では高梁(たかはし)川流域の船穂(ふなお)町地区などで古くから“家庭の味”として親しまれて来たようです。

 

あるレシピに依れば、4,5人分ですが、フナのミンチ200㌘、ニンジン200㌘、ゴボウ1本、ネギ2本、油揚げ1枚、レンコン1節、コンニャク2分の1枚、出し汁5カップ、醤油・みりん・塩・砂糖で作るものです。

 

旭東教会が用意したフナのミンチは3㎏とのこと。

 

岡山市内の川魚専門店の光吉商店さん」(←clickでお店のHPへ)から仕入れたものです。丁寧に炒めると臭みは全くなく見事なお味。

 

なお、今年の出し汁には、利尻昆布の特製お出しが惜しみなく投入されたはず。森牧師が北海道は稚内から運んで来て徐々に力を発揮しつつあります。

 

来年の1月最後の日曜日、ぜひ、旭東教会にこれを食するためにお出かけ下さいませ!

 

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愛餐会後の「教会セミナー」では、各自の愛唱賛美歌と愛誦聖句のアンケートを事前にとり、泰さんの丁寧な準備のもと、一覧にして見ながら分かち合いの時を持ちました。

 

泰さん、B4版の用紙3枚になった大作。お疲れさまです。

 

み言葉と讃美歌や聖句をめぐる皆さんの思いはとても深く・熱く、聴いていて少しも飽きることがありません。

 

一度聴いたら忘れられない、という程のインパクトがあった方も少なくなく、あれこれ考えさせられた次第です。

いのちの泉の水のように湧き溢れる信仰のことばは、また、時をあらためて聴かせて頂くのがお互いのために良さそうです。

 

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栄養満点なのは、どうやら、伝統のかけ汁だけではなく、み言葉の力を土台に、旭東教会ならでの形で備えられている様々な恵みだったのだ、と分かりました。

 

こんな旭東教会です。

 

ぜひ、あなたもご一緒して下さい。神さまが備えて下さっている驚くべき不思議なみ業にきっと気がつく日が来ると思います。楽しく分かち合いましょう!end

 

*下にミニ写真館を設けています。写真をclickするとコメントもお楽しみ頂けます。



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